初めまして!当ブログをお読みいただきありがとうございます。
私は都内総合病院で麻酔科医として働いております、ママ女医です。りん先生@麻酔科医というハンドルネームでXも投稿をしているためそちらからブログに足を運んでもらった方も多いと思います。
私自身元々「医局に入らずに専門医を取る」というコンセプトで【すとれすふりードクター】というブログを運営しており、無事2024年に麻酔科専門医を取得しました!
そして子宝にも恵まれ、仕事と育児の両立をしたいと感じたタイミングで働き方を模索し、思い切って常勤を辞めてフリーランスのバイト医になりました。
- なぜ常勤を辞めたのか?
- バイト医になって良かったか?
- 今後の展望は?
などなど解説をしていきます!
この記事を書いた人

3児のママ女医。家庭と仕事の両立に悩み、思い切ってフルタイムを辞めてバイト医の道へ進む。週3日勤務で精神的身体的ゆとりも確保しながら仕事を継続!同じように両立に悩む方へ働き方のアドバイスなどブログに執筆中!
Xでも発信をしておりDMやお問い合わせの回答件数は100件以上。自由で自分らしい働き方を提案します。
1人目は専攻医の間に出産!生後5ヶ月でフルタイム復帰
私は医師6年目、麻酔科医4年目の専攻医の時に1人目の子供を出産しています。
麻酔科はちょうど4年目の秋に専門医試験があるので「出産→育休→復帰→専門医試験」というスケジュールで乗り越えました。
専門医をストレートで取得するには出産育児による休職は6ヶ月以内に収めなければなりません。
私の場合、できることなら専門医を遅らせずに最短で取得したかったので「産前1ヶ月休み→出産→産後5ヶ月で復帰」という復帰の仕方をしました。
(専門医取得が遅れてもいいという人はしっかり1年休むのがいいと思いますよ!)
時短で復帰という前例がなかったので当たり前にフルタイムで復帰しています。
とはいえ産前もこなしていたのだから同じ働き方をすればいいじゃん?と思っていましたが、これが大きな誤算でした。
子供がいると思うようには働けない
よく「子供がいるといなかった頃と同じ生活は無理だよ」なんて言われますがまさにその通りでした。
朝は早起きして先に自分が朝食を食べ、子供を起こして着替えをさせオムツを替えてミルクに離乳食。
だいたいう⚪︎ち漏れとか泣き止まないとか離乳食を吐き出したりとか、何かしらアクシデントが起きるのでそれの対処をしつつ保育園に送り届けた後病院へ。
この時点でヘトヘトなのですが、仕事は待ってくれないので麻酔の準備をします。
無事麻酔導入を終え、オペが始まりほっと一息?なタイミングでPHSに電話が。
「〇〇ちゃんお熱があるみたいです。お迎えに来てください。」
りん先生はあああぁぁあぁあああ…
やっと仕事モードになったと思ったのに体調不良の呼び出し。
子育てあるあるだけど萎えますよね。クソデカため息しか出ない。部長に連絡をして交代の先生を用意してもらって各所に平謝りをしながら退勤…。
この辺で心の中にはモヤモヤが。
誰のせいでもないんだけどね。仕方ないんだけどね。子供が熱を出すなんてしょっちゅうだし、見る人なんて基本的に親なわけだし。
それを自分も周りも痛いほどわかっている。わかっているけど、わかっているからこそ、悔しさというかやるせなさというか、いつまでこんな生活が続くのかな、申し訳ないな、と思ってしまう。
さらに補足しておくと、子供というのは1日休めば治るというものではなく、治り切るのに最低でも数日はかかります。さらに昨今の感染対策上、解熱から24時間経たないと保育園は預かってくれません。
つまり1回お熱が出てしまうと5日〜1週間程度は自宅待機となります。その間、親が見るわけなので両親二人で分担したとしても3日ずつくらいは休まざるを得ません。
特に冬の感染症シーズンはこういった「子供の体調不良」で何度も休みがちになるし、なんなら親も風邪を移されたりして働いてんだか働いてないんだかわからないくらい休みがちな立ち位置になります。
こうやって病院では「周りの先生に迷惑をかけてしまうこと」「1人前の仕事を任せられないこと」「休みがちな人という目で見られてしまうこと」がなんとも辛く、徐々に働き方を変えたいと考えるようになりました。
他にもあるある!働いていて辛かったこと
やっぱり子供の体調不良による呼び出しで仕事に穴を開けてしまうのが申し訳なかったな、という思いが強いのですが、他にも働いていて悩むことはありました。
第二子を考えにくい
自分の場合子供1人で終えるつもりはなく、2人以上欲しいと思っていたので当然第二子を考えていたのですが、今の休みがちな状態で第二子に突入するのは周りに申し訳ないと感じていました。

復帰して一人前の働きもできていないのにもう次の妊娠?

また休んで育休取るんだよね?

当直やオンコールに対応できない期間を伸ばすの?
こう思われてしまうのではないか、という怖さや周りの目の冷たさを感じました。
もちろん直接言われたわけではないし、嫌な顔をされた訳ではないです。
職場の先生方はみんな優しかったのですが、でも、でも!!!やっぱり「休む人が増えて嬉しい」ってことはまずないよなあ〜どこも人不足って言っているし〜とウジウジ悩みが募るようになりました。
当直に入りにくい
私が働いていた病院は麻酔科も当直がある病院なのですが、どうしても子供がいると当直には入りにくいです。
パパに預ければいい、というのもそうなのですが。
ちゃんとミルクをあげられるだろうか、泣いている時にあやすことはできるだろうか、何か変なものを食べないように注意できるだろうか、体調不良の時は病院を探して予約を取って連れて行けるだろうか…。
それが心配でたまりません。
大人なんだから当たり前にできるだろうけど、でも母親と同じ熱量でやるのはムリだろうな。そう考えると当直をせずに自分が子供を見ていたいな…。と考えるようになりました。
ママ女医であっても当直をしないことは常勤ではNGであること、このままやらないと誰かに押し付けてしまうことから、当直のない働き方をしたいと思うようになりました。
できれば心に余裕のある生活をしたい
フルタイムで働いていた時は大体時間に追われていました。
- とにかく仕事に遅れないために子供を急がせなければ
- 帰ったら1秒でも早くお風呂に入れてご飯も済ませたい
- 早めに寝かしつけをして次の日に備えたい
- とにかく仕事に遅れないために子供を急がせなければ
- 帰ったら1秒でも早くお風呂に入れてご飯も済ませたい
- 早めに寝かしつけをして次の日に備えたい
家でのタスクを終えたくて「早く!早く!早く!!」と余裕のない日々を送っていました。
できればもう少し心に余裕を持って生活ができたらいいのに、子供を急かさずに育てられたらいいのに、私自身ゆとりを持って過ごせたらいいのにと思うようになりました。
そのためにはフルタイム勤務は厳しいかもしれないと感じ始めました。
子供の成長を見ていたい
「子供の成長を近くで見ていたい」というのはどの親も思うことかもしれません。子供の成長は目覚ましく、1日1日の内容がとても濃いです。
昨日できなかったことが今日できるようになっていたり、今日できなかったことが明日にはスッとできるようになる。
その成長をできれば間近で見ていたいな、余裕を持って見届けたいな、と思うようになりました。
余談ですが私は子供を産む前から「子供大好き!」なタイプではありません。
電車で騒ぐ子供はうるさいと思うし、鼻水が垂れている子供は汚いと思っています。子供ができたら自分の人生が楽しめなくなる、足枷になる、飲み会や旅行にも行きにくくて嫌だな…。そう思っていました。
りん先生そんな人間でも生まれたら変わってしまうものなんですね(自分でもびっくり)
驚くほど子供ファーストにしたいと思うようになりました。自分だけは価値観が変わらないと思っていたのに、こんなに子供と過ごしたいと思うようになったことに本当にびっくりしています。
それくらい子供の威力というかパワーというか、魅力は惹きつけるものがありますね。
思い切ってバイト医の道へ!
働きながら
「フルタイムから日数を減らして余裕のある日々を送りたい」
「常勤に居座って他の先生に迷惑がかかるのは申し訳ない」
「でも子供を養うためにある程度のお給料は欲しい」
と思うようになりました。
そして思い切ってフルタイムを辞め、バイト医の道を選びました。
- 麻酔科のバイトを週1日
- 美容皮膚科のバイトを週1〜2日
- 日給は10〜12万円
こんな感じで働くようになりました。年収は1,000〜1,500万円を維持できるようにしています。
どちらも元々働いていた病院であること、専門医を持っているからバイト代がある程度高いこと、スタッフが気心知れた仲間であることから、順調に働けています。
子持ちのバイト医を雇ってくれる病院には感謝しかありません。
バイト医になって実際どう?
バイト医になって自分の中で大きな変化がありました。
まず一番大きいのは心に余裕ができたことです。せいぜい週3日勤務なので今までのように何かに追われて常に急いでいるということはなくなりました。
明日休みだから子供の遊びに付き合っても体力持つな〜とか、夜中に起こされてもイライラしたりはなくなりました。
りん先生朝の保育園の送りも余裕を持ってできるし、昼の間にご飯を作っておくこともできます
自分に余裕ができたこと、子供に怒ったり急かしたりせずに済んでいること、ゆったり時間を過ごせるようになったことは自分にも家族にもいい影響だったと思います。
そしてその後第二子、三子も授かることができました。当然常勤ではないので産前産後の育休手当はなく働かなければ収入はゼロですが「仕事を誰かに押し付けて自分は休みを取らせてもらっている」というプレッシャーがないのは非常に楽です。
周りの目を気にせずに働けるようになった、という意味でバイト医はいい選択だったと思います。
おすすめの転職サイト
おすすめの転職サイトを紹介します。私自身バイト先は転職サイトで探しましたし、子供と過ごしたいのもあって当直なし、オンコールなし、できるだけ家から近いところという条件で見つけることができました。
あらかじめ登録をしておいたので探すのもスムーズでしたしお休みの間にチラチラ見ることもできるので事前登録がおすすめです。
医師転職ドットコム

業界最大級の求人数の医師転職ドットコム。
ママ女医やお子様を育てる医師、子育てと両立を図るために新しい職場を探す際なども力になってくれます。
定時上がりや保育園に近い職場、人数がいて替えが効く職場など希望の条件に合う病院を探してもらえますよ。
エージェントと相談しながら選ぶことも可能なので心強い味方です。
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マイナビDOCTOR

大手転職サイトのマイナビが運営しているマイナビDOCTOR。
数ある選択肢の中から選べるので、お迎えに行きやすい、急なお休みにも対応してくれる、第二子も考えやすいなど希望に近い病院を探せます。
非公開求人もあるのでまずは登録をしてどんな求人が載っているか確認するのがおすすめです!
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アルバイト先も見つけやすいDr.アルなび。
常勤ではなく非常勤から復帰したい人にもおすすめのサイトです。1回10万円以上や数時間の短時間のバイトから始めたい人にも向いています。
子供を預けられる数時間だけ働きたいという人も探しやすいですよ。
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まとめ
私にとって子供が生まれたタイミングで常勤を辞め、バイト医として生きていくのはとても良い選択だったなと思っています。
専門医が維持できないとか、クビになるリスクはあるとか、色々乗り越えなければならない問題はありますが、それでも自分の生活に余裕ができたことは非常にありがたいです。
時間にゆとりがあると、気持ちにも余裕が生まれ、家族や周りの人にも寛容になれます。精神的にも安定し思いやりを持てるようにもなった気がします。
もちろんこの働き方が万人におすすめできる訳ではないですが、自分は色々考えた結果「バイト医」という働き方を気に入っているのでしばらくこのままバイトをして生きていくつもりです。
こんな働き方をしている人もいるのだと、読んでくださった方の参考になったら嬉しいです。
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