こどもが生まれると大変とか忙しいとは聞くけれど何がどう大変なのかはよくわからないですよね。

保育園のお迎えってそんなに大変なの?

3時間ごとの授乳って3時間おきに休めるんじゃないの?
私も「大変とは聞くもののなんだかんだ乗り越えられそうじゃん?」と思っていました。
ところが!実際に育ててみると「なるほどこういう感じで大変なのね…」と身に染みて感じるように。
- 産後の育児で何が大変だったか
- 復帰するにはどうしたらいいか
- 家族で話し合っておくべき内容
実体験に基づき解説します!
この記事を書いた人

3児のママ女医。家庭と仕事の両立に悩み、思い切ってフルタイムを辞めてバイト医の道へ進む。週3日勤務で精神的身体的ゆとりも確保しながら仕事を継続!同じように両立に悩む方へ働き方のアドバイスなどブログに執筆中!
Xでも発信をしておりDMやお問い合わせの回答件数は100件以上。自由で自分らしい働き方を提案します。
産後はなにがそんなに大変?
大変とかしんどいとか言われてる子育て。でもみんな乗り越えてるし大げさに言い過ぎなんじゃないの?と感じていました。
私自身も産前の自分に言い聞かせてやりたいくらいですが、やっぱり大変でした。何がどう大変だったか解説します。
3時間ごとの授乳はそんなに甘くない
新生児期は最低でも3時間ごとの授乳が必要です。ところが授乳を終えたら2時間半くらい寝られるかと思いきやそうではありません。
授乳後は嘔吐しないようにげっぷをさせたり、うまく寝られなくて泣き続ける→ひたすら抱っこするしかなかったり、溢乳で汚れたよだれパッドを取り替えたりおむつを処分したり…とにかく授乳以外にやることがいっぱいあります。
しかも授乳ってそんな楽なものではないんですね。赤ちゃんもうまく飲めなくて変なところに力がかかり乳首が切れて出血したり、抱えている腕が痛くなってきたりします。
それでも3時間おきの授乳は止められないので痛みをこらえつつ授乳したり、反対側の胸でおっぱいをあげたり。やっと泣き止んで寝てくれたと思ってもちょっとした物音で起きたり。寝たと思ってベッドに置くと大号泣だったり。
書ききれないほどトラブルが起きるので「3時間ごとに寝られるじゃんラッキー」みたいなテンションでいると散々な目に遭います。
りん先生赤ちゃんを育てるということはそんなに甘くないのです
授乳を終えないうちの復帰は乳腺トラブルも多い
私は第一子を産んで産後5か月で復帰したので授乳をしながらの仕事復帰でした。
まず哺乳瓶拒否を直すところからやらないといけません。ずっとママのおっぱいで育った子は哺乳瓶を拒絶して飲まない「哺乳瓶拒否」になってしまいます。哺乳瓶が大丈夫だとしても「ママがあげる時じゃないと飲まない」なんてことも。
このままでは保育園に預けられないので「哺乳瓶で飲む」かつ「ママ以外でも飲む」という状態まで何度も練習させる必要があります。
後から慣れさせるのはかなり大変なので、産後から1日1回くらいは哺乳瓶でミルクをあげて、パパがやれるようにしておいた方が絶対にいいです。
おっぱいはあげれば出て、あげなければ出ないわけではありません。1回でも授乳間隔が空くと乳腺が乳汁を作るのでパンパンに腫れたり、熱を持ったり、最悪の場合詰まって乳腺炎を起こすこともあります。
なので授乳をパスするときは搾乳機でおっぱいを出すようにし、溜まらない習慣をつける必要があります。
乳腺炎になるとめちゃくちゃ痛くて、高熱になり、子供を抱えながらの受診はかなり負担なので絶対に搾乳をして乳腺炎を回避した方が良いです。
授乳をしながら復帰するスケジュール
授乳しながら仕事をする場合、乳汁が溜まって乳腺炎にならないように、でも乳汁が枯れてしまわないように、という絶妙なラインを維持しなければならないのが大変です。
自分が授乳しながら復帰したときのスケジュールを公開します。
授乳をしながら復帰するスケジュール
| 6:30 | 起床:すぐに授乳 |
| 6:50 | 自分の支度:朝ごはん、着替え、洗顔、メイク、持ち物の用意 (この間にも子供がうんちしたり泣いたり吐き戻したり抱っこをせがむので対処しながらやる) |
| 7:30 | 出発:子供を抱っこ紐に入れて一緒に出勤 |
| 7:50 | 保育園:子供を預ける |
| 8:00 | 病院到着:麻酔科なのでオペの準備 |
| 12:00 | 昼ごはん:掻き込むように10分くらいで食べる |
| 12:15 | 搾乳:母乳がパンパンに溜まっているので搾乳機で搾乳。搾乳機を洗ったりなど含めて30分くらいかかる |
| 12:45 | 搾乳を冷蔵庫に保管、自分は歯磨き |
| 13:00 | 仕事に戻る |
| 17:00 | 退勤 |
| 17:10 | 保育園の迎え |
| 17:30 | 帰宅し次第授乳 |
| 18:00 | 夜ご飯の支度や子供の世話、沐浴の準備 |
| 18:30 | 自分が夕飯を食べながら離乳食をあげる |
| 19:30 | 沐浴 |
| 20:30 | 授乳 |
| 21:00 | 寝かしつけ:うまくいかないと1時間以上格闘 (深夜1:00:起きた場合は授乳と寝かしつけ) |
こんな感じで3回授乳+職場で搾乳の合計4回で過ごしていました。
ちなみにこのスケジュールはかなりうまくいった場合の流れで、実際は昼休憩を1時間も取れなかったり、17時ピッタリに帰れなかったり、おむつ替え、吐き戻し、げっぷ、泣き止まないなどの対応をする必要があります。
夜に起きてしまってそのまま1時間くらい泣き続けることも。さすがに疲弊してしまいますね。
虐待は絶対にダメだしあってはならないことなのですが、正直疲労感が溜まると「育児から解放されたい」「子供がいなかったときに戻りたい」くらいは思うようになってしまいます。ママあるあるなので誰しも思ったことがあるでしょう。
この疲弊が積み重ならないためにも家族で分担できるところを決めておくとよいでしょう。
復帰するにあたり話し合っておくこと
先ほどのスケジュールを一人で全部こなすのはめちゃくちゃ大変です。
お迎えの時間に間に合わないと保育園から注意されたりもします。保育園は〇歳児何人に保育士が何人つかなければならないという規定があります。遅くなると先生たちのシフトにも影響が出てしまうので絶対に遅れられません。
また保育園に通い始めると風邪をひく回数が圧倒的に増えます。2歳になるまでは月に1回くらい呼び出しがあり、感染症が治るまで1週間程度自宅で看病することになります。その間もパパママのどちらが休むか決めておかないと揉める原因になります。
りん先生復職する前に絶対に話し合っておいた方がいいです!!!
育児分担を話し合うこと
- 保育園の送迎は誰がやるか
→我が家はパパの当直明けや出勤が早い日はママが、ママが早く出勤する日はパパが送る - 体調不良の時はどちらが迎えに行くか
→我が家は曜日ごとに分担している - 登園できないときはどちらが仕事を休むか
→我が家は曜日ごとに分担している - お風呂は誰が入れるか
→我が家はパパが入れてママが着替えと保湿 - 夜中の授乳はどうするか
→我が家は日中に搾乳したものを温めてパパがあげる
- 保育園の送迎は誰がやるか
→我が家はパパの当直明けや出勤が早い日はママが、ママが早く出勤する日はパパが送る - 体調不良の時はどちらが迎えに行くか
→我が家は曜日ごとに分担している - 登園できないときはどちらが仕事を休むか
→我が家は曜日ごとに分担している - お風呂は誰が入れるか
→我が家はパパが入れてママが着替えと保湿 - 夜中の授乳はどうするか
→我が家は日中に搾乳したものを温めてパパがあげる
分担しておくと育児に対する不公平感も少なくなるし、ママ一人に負担がいってしまうことも減ります。
どうしても初めての育児を独りで抱え込むと孤独感を感じたり、キャパシティオーバーになってしまったり、鬱っぽくなったりします。
絶対に一人で抱え込まないように必ず協力してくれる人にヘルプを出しましょう。
時短勤務ができるか院内ルールを確認しておく
いきなりフルタイムで復帰をするのは結構大変です。私自身はあまり深く考えずに一気にフルタイム復帰をした過去がありますが、結局両立は難しいと判断してバイト医になりました。
ただ、院内の規定的に時短復帰も可能だったみたいです。(当時麻酔科で時短は1人もいなかったので考えが及びませんでした。)
なので時短復帰も選択肢に入れておけば良かったなと思うのと、でも時短だとしたらお給料低いだろうなとか肩身が狭い思いをするのかなとかいろいろまた悩みは増えるのでバイト医で良かったとは思っています。
皆さんも復帰前に病院のルールを確認して両立しやすいライフスタイルを考えておきましょう。
りん先生子供が何歳になるまで当直が免除かなども確認しておくと良いですよ!
病児保育・シッターに登録をしておく
保育園に預け始めると一瞬で風邪を引きます。いわゆる「保育園の洗礼」というやつです。
うちの子も預け始めた途端に風邪を引き、そのたびにどっちが休むとかどちらも休めないときはどうしようとか困り果てたことがありました。
そのため自治体がやっている病児保育と民間が運営しているシッター会社に登録をしています。病児保育は枠が少ないので予約を取れるときは取って、取れなかったらシッターに頼んでいます。ちなみにシッターも当日だと手配できないことがあるので2社登録をしています。
さすがにここまで盤石にしておくとどこかしら病児保育をしてくれる人が見つかるので、登録はめんどくさいですがやっておくと安心ですよ!
それでも子供はかわいい!協力できる道を探って楽しい子育てを!
子育ては本当に大変です。仕事との相性は最悪と言っても過言ではないでしょう。
それでもやっぱり子供はかわいいし、今までこんなに自分を必要としてくれる存在に出会ったことがないのでもうめちゃくちゃに生き甲斐を感じます。(※私は元々子供が好きなタイプではないですがそれでも子供溺愛になれたので皆さんなら絶対大丈夫です。)
時には子供のことで悩まされたり、仕事で穴を開けて自己嫌悪に陥ったりもしますが、必ず子供は返してくれます。ぜひ、仕事復帰前にご家族で話し合って「どんなことをしておくか」「有事の際はどう対応をするか」を分担してみてください。
協力できる体制にしておくと後々困らずに済みますよ。この記事が参考になれば幸いです。

