私は子供3人を育てるママ女医です。第一子は専門医取得直前に、第二子・三子は専門医取得後に産みました。
そのため、第一子は育休中に勉強をして専門医試験に挑むことになりました。想像に容易い通り、生まれたばかりの子供を抱えながら勉強をするのは非常に大変でした。
今回は育休中にどうすれば勉強をできるか、解説します。
- 赤ちゃんがどの月齢なら勉強時間を取れるか
- 育休中に専門医試験の勉強をする方法
- 専門医試験直前の注意ポイント
- 赤ちゃんがどの月齢なら勉強時間を取れるか
- 育休中に専門医試験の勉強をする方法
- 専門医試験直前の注意ポイント
この記事を書いた人

3児のママ女医。家庭と仕事の両立に悩み、思い切ってフルタイムを辞めてバイト医の道へ進む。週3日勤務で精神的身体的ゆとりも確保しながら仕事を継続!同じように両立に悩む方へ働き方のアドバイスなどブログに執筆中!
Xでも発信をしておりDMやお問い合わせの回答件数は100件以上。自由で自分らしい働き方を提案します。
なぜ専門医試験前に育休期間だったのか
そもそもなぜ育児で忙しい時期に子供を産んだのか?と突っ込まれそうなのでその前提から。
医師の場合、現役ストレートで大学を卒業したとしても研修医終了時点で26歳、そこから各科に分かれて専門医を取得するのに4年、つまり専門医試験を待っていたら30歳になってしまうのです。
早くて30歳ですよ!?
さらに浪人していたり留年したり国試に受からなかったりすれば、どんどん年齢は上がってしまいます。
かといって「研修医期間に産むのは周りに後れを取って気が引ける、専攻医になってからもある程度経験を積んでおきたい!」と考えるなら、早くて専門医取得直前くらいの学年になってしまいます。
私は専攻医3年目に妊娠、4年目で出産しましたが、今振り返ってもそのぐらいの学年が妥当だっただろうなと思います。兄弟も必ず欲しかったのであまり悠長なことは言ってられなかったのも事実です。
なので、専門医取得直前期にはなってしまうけれど、初期研修も終え、後期研修も力がついてきたところでの出産を選択しました。
育休中の赤ちゃんの月齢別勉強法
いよいよ育休中にどうやって勉強していたかです。瀕死になりながらも時間を見つけて勉強をしていました。
- 出産前:勉強の進めどき
- 生後1~2ヶ月:ほぼ勉強できない時期
- 生後3~4ヶ月:細切れ時間で進める
- 生後5 〜6ヶ月:環境を工夫して勉強
- 生後半年以降:周囲のサポートを活用
出産前は絶好のチャンス
赤ちゃんが生まれる前は実は絶好のチャンスです。やっぱり子供が生まれると空き時間を見つけて勉強をするのがとても難しくなります。
出産前はお腹の中に赤ちゃんはいるけれど、まだ泣いたりうんちしたり吐き戻したりしないので自分の時間を思う存分取れます。
お腹が重い分、遠くに出かけたりはできないので座学は妊娠後期でも可能です。
生まれてからしばらくは本当に目の前の赤ちゃんにつきっきりになります。朝も夜も授乳したりげっぷ出させたりおむつを替えたり沐浴したり…
とにかく自分の時間はなくなります。
だからこそ出産前の産休の時期に進められるだけ進めておきましょう。
ここでいかに知識を貯めておくかが合格の秘訣です!
生後1~2ヶ月は勉強なんて絶対無理
生まれてから1~2ヶ月は勉強なんて絶対に無理です。この期間は諦めましょう。
そもそも出産直後の母体は全治2ヶ月の怪我状態に相当します。かなりのダメージを負っている状況です。まずは回復に努めるのが先で勉強はできなくても仕方がないと割り切り、しっかり休息しましょう。
また、そもそも赤ちゃんのお世話が大変すぎて勉強どころではないと感じると思います。慣れない授乳に心が折れたり、赤ちゃんもうまく飲むことができず痛みを伴ったりします。会陰切開の傷も痛いし、帝王切開なら歩くのも辛いくらいです。
夜は眠れず、寝たと思ってベッドに置くとまた泣き出す、という流れを繰り返します。普通に生活するだけでもかなり大変なのでとにかく寝られるときに寝て、まずは自分と赤ちゃんの生活を最優先にしましょう。
りん先生産前に勉強をしておけばこの期間は勉強をしなくても落ちないので大丈夫です
生後3~4ヶ月は勉強しやすい
生後3〜4か月になると赤ちゃんのお世話はちょっと楽になります。新生児の頃よりも夜の睡眠時間が増えるのである程度まとまった時間寝てくれるようになるし、親もお世話に慣れてくるので最初の頃のような不安も少なくなります。
そして肝心なメンタルも安定します。出産直後は「こんな尊い命のお世話を自分にできるだろうか」「この子育てで合っているだろうか」と何をするにも不安がつきものです。
ですが、3~4か月もすれば大体のお世話はルーティン化してくるし、子供もまだ寝がえりしないことが多いので目を離した隙に危険なことをしてしまう心配もありません。
長い時間机に向かうことは難しいですが、赤ちゃんが寝た時間やちょっとした空き時間に問題を解くことはできるので細切れの時間を活用して進めるようにしましょう。
生後5 〜6か月は動くので目が離せない
生後5〜6か月になると寝がえりはもちろんのこと、ずりばいやハイハイができる子も出てきます。
そうなるとうつぶせ寝になっていないか、ずりばいしてどこかに出て行ってしまわないか、体制を崩して頭をぶつけてしまわないかなど、目が離せない状態になります。
もしこの期間に勉強をしたい場合はベビーサークルを設置してその中で遊んでおいてもらった方がいいです。
そうすれば転倒リスクも減るし、どこかへ行ってしまう心配もありません。
ベビーサークル自体はもう少し大きくなってからも使えるし、あると家事も進むので勉強の有無に限らず自宅にあると便利ですよ。
生後半年以降は任せられる人がいるなら勉強できる
生後半年になると赤ちゃんのリズムもだいぶ安定してきます。夜中に起きることもなくなったり、起きても1回で済むことがほとんどです。
日中は活動度が上がる分、目が離せないことも増えますが、生活リズムが安定してくるので、他の人に預けることも可能です。
自分の場合は実母を呼んで見てもらっていましたが、実母が難しい時はシッターに預けることもありました。
自宅の別室でシッターと赤ちゃんに過ごしてもらって、ベビーモニターで保育の様子をチェックします。ベビーモニターはシッターの利用に限らず、普段から赤ちゃんの安全を見守るために設置しておくのがおすすめです。
おすすめシッター会社
赤ちゃんを預けて勉強時間を確保したいけれどどこの会社に頼めばいいかわからない…という方へおすすめのシッター会社を紹介します。
自身も利用していますが、しっかり研修をしている会社かつやり取りがスムーズなので安心して預けられます。
ポピンズシッター

依頼のしやすさでは1番のポピンズシッター。
登録シッターの人数も多いので直前でも手配可能。他の人のレビューや遅刻回数なども実際に確認してから選択できるのがおすすめ。
事前にメッセージのやり取りでやって欲しいことや注意して欲しいことも伝えられるのでスムーズなシッティングを依頼できます。
\ レビューからシッターがわかる /
ル・アンジェ

当日の手配でも受けてくれることの多いル・アンジェ。
事前に登録をしておけば「絶対今日みて欲しいのに!」なんて時にもすぐに依頼可能。
病児保育も可能な方が多いので子供の体調が不安…といった日でも安心して見てもらえます。
\ いざという時に備える /
キッズライン

利用者も多く、シッターの質が高いことで有名なキッズライン。
5分おきの呼吸確認で赤ちゃんの状態を随時チェックしていたり、空いた時間に洗濯物を畳み直してくれたり。産後に家の中が散らかっている時も細やかな気配りで対応をしてくれます。
子供が懐かず不機嫌な時も笑顔で対応してくださるのがとても安心できます。
\ 質の高いシッティングなら /
育休中に何とか勉強時間を作る方法
育休中は勉強といってもじっくり机に向かってまとめノートを作って蛍光ペンを引いて参考書を開いて〜といった勉強スタイルはほぼ無理です。
とにかく10分や15分くらいの空き時間を活用して細切れに勉強をすることになります。ガッツリ机に向かえないので、実際に細切れ時間で勉強した方法を解説します。
- 過去問を繰り返す
- 立ったままで勉強する
- まとまった時間でノートを作る
- 試験前日は前泊して備える
過去問を繰り返す
過去問のテキストを開いて繰り返すのは短時間でもできます。産前に1周終わった過去問のテキストを開き、選択肢を選んだり⚪︎×を答えたりしていました。
正答したかどうかもメモしておくのも良いです。とにかく数分の時間だったとしても、過去問を開きちょっとでも進めておきましょう。
この小さい差が蓄積すると大きな差になります!
赤シートを使って答えを隠しながら解くのもおすすめです。じっくり書き込んだりノートを作るのは難しいのでとにかく暗記暗記で進めていきましょう。
一問一答形式になるので空き時間にもやりやすい勉強法です。赤ちゃんが寝た瞬間や次のミルクまでの空き時間があればその隙間で勉強を進めましょう!
立ったまま勉強をする
私は幸いにも眠気と戦って勝てるタイプだったので立って勉強をするまでは行かなかったのですが、どうしても寝てしまう、子供を寝かしつけていると自分も寝てしまいそうという友人は立って勉強をしたと言っていました。
立っていれば流石に寝ないし、座れないから勉強をするしかないそうです。しかも赤ちゃんが泣き止まなくても抱っこ紐に入れていればだんだん寝てくれるパターンも多いですしね!ストイックな方におすすめの勉強法です。
誰かに預けられた時や時間が取れた時に一気にノート作り
長時間(といっても2-3時間)預けることができたら一気にノート作りをしましょう。机に座ってじっくり勉強する時間が取れるなんて絶好のチャンスです!!!
この間に集中して出来るだけ勉強を進め、自分の中で知識を整理しておくと良いですよ。
試験前日は前泊するのもあり
試験前日に集中して最後の追い込みをするためにホテルを手配し前泊する人もいます。特に私の知り合いは東京住みで試験会場も東京なのにホテルに泊まっていました。
直前にどこまで追い込めるかは大きく合否を左右します。家族に赤ちゃんを任せられそうなら、思い切って前泊し、最後の追い込みをしましょう!
当日は忘れ物に注意!
産後はマミーブレインになっている人が多いのでとにかく忘れ物やうっかりミスが増えます。
マークシート式であれば筆記用具は持ったか、時間を確認する腕時計は持ったか、試験に必要な受験票は持ったか、試験時間に間に合うには何時に家を出ればいいか、何度も何度も確認しましょう。
確認しても忘れてしまった〜という人が多いのでしつこいくらいチェックしておいた方がいいです!
試験会場では自信を持って!
試験会場に行くと周りがみんなできる人に感じてしまいます。
「育休取って現場を離れているから受かるか不安」「やっぱり病院でバリバリ働いている人の方が受かるんじゃないか」といった心細さももちろん感じます。
でもそんな焦燥感は一切感じる必要ありません!!!
何より尊く世界で一番大事な命を育てながら試験勉強もこなしてきたなんて本当に本当にすごいことです。試験会場にいる誰よりも偉いんです。
りん先生当日は自信を持って、思いっきり本領を発揮してください!絶対に受かります
【まとめ】育休中の勉強は大変だけど結果はついてくる
育休中の勉強は思った以上に大変です。慣れない育児をこなしながら勉強時間が取れない焦りも感じます。
ですが細切れの時間を有効活用すればなんとかなること、意外と結果はついてくることなど私自身も実感しました。
もう1回やれと言われたらやりたくはないけれど、今振り返ればいい思い出です笑
我が子を育てる大変さも勉強に向かわなければならない辛さも終わってみれば「喉元すぎれば熱さを忘れる!」ですね。
ぜひ大変な時期も楽しい時間になると信じて過ごしてみてください。応援しています!

