こんにちは。私は都内在住の麻酔科医で、今年で医師9年目になりました。
無事麻酔科専門医を取得し、子宝にも恵まれたのですが、やっぱりフルタイム勤務と育児の両立は難しく現在バイト医として働いています。

バイトの医師って実際どう?

気になるけれど自分はまだ勇気が出ない
実際の働き方を教えてほしいという意見もたくさんいただきました。
この記事では一例として、フルタイムを辞めて今現在バイト医としてどんな働き方をしているのか紹介しようと思います!
- バイト医を選んだ理由
- バイト医としてのリアルな働き方
- 週3日勤務のメリット・デメリット
この記事を書いた人

3児のママ女医。家庭と仕事の両立に悩み、思い切ってフルタイムを辞めてバイト医の道へ進む。週3日勤務で精神的身体的ゆとりも確保しながら仕事を継続!同じように両立に悩む方へ働き方のアドバイスなどブログに執筆中!
Xでも発信をしておりDMやお問い合わせの回答件数は100件以上。自由で自分らしい働き方を提案します。
子供が生まれて思い切ってフルタイムを辞めた
私は2022年に第一子を、2025年に第二子、第三子を出産しています。子供が多くなるにつれてどうしても育児で手一杯になり、仕事を圧迫するようになりました。
例えば当直。私は夫も医師なのでお互い二人とも当直のある勤務形態です。おおよそ週1回ずつあるのでその日にちをうまいことずらさないと家が回りません。
それだけであれば何とか回すことはできるのですが、スケジュール以上に大変なのは、まだ言うことを聞けない子供3人を大人1人で夜通し見るということでした。結論、不可能でした。
誰かが誤嚥するかもしれない、誰かが閉めた扉に指を挟むかもしれない、目を離した隙にどこかに登って落ちたり頭をぶつけたりする可能性だってあります。
とにかく目を離したら何をしでかすかわからない状況の中、大人が1人になってしまうことが大変なリスクです。この状態では到底当直なんて無理だろうなと思い、働き方に限界を感じました。
そして、思い切ってフルタイムの常勤を辞めてバイト医として働くことを決めました。
週3日のみ働いてみる
「思い切ってバイト医になろうと思います」という話をしたところ、「じゃあうちに来なよ!」と言ってくれるところは意外に多かったです。
古巣の総合病院(麻酔科)
まず1カ所目は元々働いていた総合病院。
そこで麻酔科をしていたので「週1日でいいからおいで」と言ってくれました。本当にありがたいですね。なので古巣で週1日麻酔科医として働いています。
美容クリニック
あとは美容皮膚科。ここは転職サイト経由で見つけました。
元々子供が生まれる前からお世話になっていたのですが、妊娠出産を経てもバイトの枠を残しておいてもらえました。
麻酔科のフルタイムを辞めるという話をしたときにも「じゃあ週2日くらいうちでどう?」という提案をしていただき、ありがたく週2日は美容クリニックでお世話になっています。
りん先生このように麻酔科週1日、美容週2日、という働き方をしています
麻酔科の方も日にちを増やしていいとは言われていますが、今のところこの働き方が労働強度的に合っているので引き続き合計週3日でやっていけたらと思います。
平日休みがあるのは身体的にも精神的にも安定
週3日の勤務なので残りの週2日はお休みをいただいています。平日にフリーな日があるというのは本当に素晴らしいことです。
子供の送り迎えもゆったりできるし、自分の時間も取れます。こうやってブログを書くこともできるし家事を進めることもできる。リモートワークしている友達と時間を合わせてランチに行くこともできます。
土日に混雑しているなか買い出しに行ったりしなくても、平日の空いているときに快適に行けます。このゆとり感は何物にも代えがたいです。
何もない平日にこうやってぼーっとできるんだ…そんな贅沢な時間を過ごすこともできるんだ、というのが自分にとって新鮮でした。
子供をせかさずに済む
ワーママあるあるだと思いますが、フルタイムで働いているとどうしても子供をせかしてしまう時があります。
「明日も早いんだからもう寝なさい!」
「ママが仕事に遅れちゃうから急ぎなさい!!」
りん先生こんな言葉を何回言ったか分かりません
でも時間的にゆとりがあればそんな風にせかしたり焦らせたりせず、一緒に準備しようね〜なんて声をかけながら気長に待つこともできます。
焦ったり急がせるとつい口調もきつくなってしまい、なんで優しく言えなかったんだろうと後悔したり、後から思い返して自己嫌悪になったりします。子供にはおおらかに接したいものですね。
そういったプレッシャーをかけることがなくなったのも大きなメリットでした。
お給料は良いけどクビになるリスクはある
ここまでバイト医になって良かったことを綴ってきましたが、もちろんデメリットもあります。それはやはりクビになるリスクです。
経営者から見たらバイト医は単価が高く経費が上がってしまう原因になります。
つまり常勤がいればバイトを雇うのではなく、その常勤を働かせた方が割がいいのです。
ただお給料自体はバイトの方が高いので週3日勤務でも十分生きていけます。あと、医師は引く手あまたなのでバイトをクビになったらまた違うバイト先を見つければいいかなと思っています。
自分はクビになるリスクとバイトで得られるリターン、子供といられるメリット、時間的精神的ゆとりを得られる優位性を天秤にかけた結果、バイト医の道を選びました。
ただ、この働き方が万人におすすめできるかというとそうではなく、リスクを受け入れられる人だけ選択すべきと思います。
孤独感ももちろんある
フルタイムだった時に比べると孤独感ももちろんあります。
「昨日こういう症例が大変だった〜」とか「こんなデバイスが導入されるみたいで〜」みたいな話を常勤の先生方がされている時にはやはりついて行けなくなります。
でもそれは仕方のないことだなと。
常勤で毎日来ている、毎日病院にいる人とは見えている景色が違うし、当然フルタイムで働いている方が病院にいる時間が長いので“自分の居場所!“という感じはしますよね。当たり前です。
蚊帳の外のような印象を受けたり、孤独感を感じるのはやはりあります。
ただそれも踏まえて、自分は子育てが落ち着くまでこの働き方でいいって決めたんだ、という自己選択の上に成り立っているので自分の中で納得できます。
このように「誰かに決められたのではなく自分で決めた」という自負があるのでちょっと人と違っても気持ちの折り合いがつけられるところが自己決定のいいところだなと思います。
おすすめの転職サイト
自分らしく働くためにおすすめの転職サイトを紹介します。私自身バイト先は転職サイトで探しましたし、できるだけ家庭の時間を保てるような働き方を模索してきました。
転職サイトのエージェントは寄り添ってくれてこちらの希望条件をできるだけ叶えるような病院を提案してれるので利用して良かったです。
あらかじめ登録をしておいたので探すのもスムーズでしたしお休みの間にチラチラ見ることもできるので事前登録がおすすめです。
医師転職ドットコム

業界最大級の求人数の医師転職ドットコム。
ママ女医やお子様を育てる医師、子育てと両立を図るために新しい職場を探す際なども力になってくれます。
定時上がりや保育園に近い職場、人数がいて替えが効く職場など希望の条件に合う病院を探してもらえますよ。
エージェントと相談しながら選ぶことも可能なので心強い味方です。
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マイナビDOCTOR

大手転職サイトのマイナビが運営しているマイナビDOCTOR。
数ある選択肢の中から選べるので、お迎えに行きやすい、急なお休みにも対応してくれる、第二子も考えやすいなど希望に近い病院を探せます。
非公開求人もあるのでまずは登録をしてどんな求人が載っているか確認するのがおすすめです!
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Dr.アルなび

アルバイト先も見つけやすいDr.アルなび。
常勤ではなく非常勤から復帰したい人にもおすすめのサイトです。1回10万円以上や数時間の短時間のバイトから始めたい人にも向いています。
子供を預けられる数時間だけ働きたいという人も探しやすいですよ。
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自分で決めた働き方だったら納得できる
私自身、働き方に葛藤し、最終的には週3日バイト医として働くという選択肢をとりました。
自分にとって子育てと仕事を両立できるちょうどいい労動強度は週3日働くことでした。
- 週3日勤務なんて甘えている
- フルタイムで復帰している人もたくさんいる
- バイト医なんて身分が保証されていない
不安定な雇用に警鐘を鳴らす人もいるでしょう。確かに家庭内でタスクシフトをしたり、もっと育児を外注すればフルタイムで働くことも可能かもしれません。
でもそれは自分が望んでいる働き方ではないし、子供の成長を精神的・身体的余裕を持って見守りたいという目的からはかけ離れてしまいます。
人は人、私は私、という価値観を持って、「自分は週3日勤務で子育てと仕事の両立を図るんだ」と決めました。
こんな働き方をしている人もいるんだ、と子育てをしている医師の参考になれば嬉しいです。
子育てもしたい、でもある程度働いていたいという人の一例になれたらと思います。ぜひお読みいただいた皆様も自分に合った働き方を見つけてみてください。
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